ユメ十夜

夏目漱石の幻想短編集『夢十夜』が十人の監督によって描かれたオムニバス・ムービー。

私は第二夜(市川崑)、第三夜(清水崇)、第五夜(豊島圭介)、第六夜(松尾スズキ)、第九夜(西川美和)が面白かった。

オムニバスということで楽しみにしていたけど、監督によって面白い・面白くない(自分に合う・合わない)があって、面白いのはがっつり面白いのに、面白くないのは短い時間の間に思わず眠ってしまいそうでした。危うく寝ちゃう・・と思ったら次が面白かったりして、「なかなかうまく順番が考えられているな」なんて思っちゃいました。

私の中で最低だったのが第十夜。脚本が漫☆画太郎で、漫☆画太郎の世界をそのまま映像にしちゃったかんじ。超好きな人にはたまらないはずでも私はこの人の漫画も大嫌い・・・。冒頭の目玉が飛び出てて、内蔵がめちゃくちゃで、脳ミソがはみだしてる松山ケンイチにはちょっと笑ってしまったけど、あとは「キタナイ・・・」としか思えない。

トリがこれって・・・ガッカリでした。

最後には何かで盛り上げてほしかった。